2015年4月29日 (水・祝)
◆石井竜太選手第5位
【4回戦】 石井竜太△ 合技[払腰・横四方固](1:26)○西潟健太
【3回戦】 石井竜太○ 僅差[指導2] (6:00)△小野卓志
【2回戦】 石井竜太○ 1本[大外刈] (2:19)△長尾翔太
【1回戦】 シード
会長挨拶
竜太選手の応援に行ってきました。
まず原沢久喜選手(JRA所属)、全日本柔道選手権大会優勝おめでとうございます!
準決勝では昨年の今大会優勝の王子谷剛志選手(旭化成所属)に、決勝戦では2014世界選手権銀メダルの七戸龍選手(九州電力所属)に対してどちらも優勢に攻め続けて2戦とも見事な優勢勝ちでした。
石井竜太選手も同じJRA所属の後輩が優勝したことにより嬉しい気持ちと、新たなる好敵手の出現にさぞかし気持ちが鼓舞され今後のますますの精進を心に誓ったことと思います。
さて今大会は2年前のモスクワでの負傷以来、東京都予選を皮切りに本格的な試合の復帰第1戦となりました。
負傷直後に「怪我を直して、行けるところまでとことん柔道をやり切ります!」 と言ったご本人の弁の如く、
4回戦で西潟選手に負けはしましたが、3戦とも実りのある復帰戦だったと思います。
間近で観戦させて頂き、まだ完全復活とまでは言い切れませんが東京都予選に比べて、怪我した膝への不安もほとんどなくなったのではないかと思います。
試合後に石井竜太選手と少し話すと、「確信に近い何か」を今大会で掴んだようで、これからのますますの活躍を期待せずにはいられません!
近況報告や写真なども含めて、パワーアップした更新を私設後援会としても行っていきたいと思います。
日頃からのご厚情を深謝申し上げますと共に、今後もますますの応援・ご指導を重ねてお願い申し上げる次第であります。
観戦記
1回戦はシードだったので、今大会は2回戦からの出場になったわけですが、
初戦にもかかわらず小兵な相手の動きにも翻弄されること無く、終始に渡り落ち着いて試合を進めて、2分過ぎに見事な大外刈りの1本勝ちでした。
3回戦も巧みに組手を嫌い良い所を持たせてくれない相手に対し、竜太選手も巧みな左手より組み、チャンスを見定めて右手を組み止める戦法にて、6分間に渡り辛抱という戦略の試合運びで優勢に攻め続け、怪我の治療中に深化したのか今までの石井竜太選手には無かった試合運びでの優勢勝ちでした。
4回戦は開始直後に竜太選手のファーストコンタクトからの体落としにはじまり、お互い一歩も譲らず、全身全霊を傾けた意地と意地がぶつかり合うまさに激戦でした。
結果的には負けましたが、石井竜太選手の座右の銘の如く「男子玉砕 甎全を恥ず」どおりの戦いぶりで、
今大会の中でも1~2を争う歓声が会場に響き渡る名勝負であったと思います。(立花記)